手足口病は雨季に5歳未満の子どもに流行するウイルス性の感染症。原因は「エンテロウイルス」というウイルスによって、軽度な症状が発生します。しかし「エンテロウイルス71型」(EV71)に感染すると脳炎により致命的な症状になることもあります。
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手足口病はどのようにうつる?
手足口病は直接的および間接的な接触によって感染することがあります。直接的な感染は、感染者の鼻水、唾液、または糞便との接触を通じ、間接的な感染は汚染されたおもちゃや水、または食物との接触を通じて発生する可能性があります。ウイルスの潜伏期間は1週間であるため、発症がなくても感染させる可能性があります。
どんな症状?
主な症状には、発熱、口の痛み、よだれの増加、口内炎による食欲減退、
手足に水疱や発疹などが現れ、食欲減退により脱水症状が発生する可能性があります。「エンテロウイルス71型」(EV71)に感染した場合、脳炎、呼吸困難、発作など命に関わる可能性があります。
治療方法と予防
手足口病に特別な治療方法はありません。基本的には症状に応じた治療となります。
また、手足口病ワクチンはEV71に対する免疫を誘導し、
EV71感染による手足口病のみを97%予防します。他のエンテロウイルス(コクサッキーウイルスA16など)による手足口病の予防には使用できません。
予防と対策感染者の隔離、手洗い、汚染された物品の清掃、食物と水の清潔を確保し、完治するまで子供を学校に行かせないようにして下さい。
高熱、無気力、虚弱、呼吸困難、または発作などの症状が現れた場合は、すぐに受診してください。